ITなんでも相談窓口|MAKOTO相談員自己紹介記事

更新日:9月30日
この記事について
事業を営む中で、パソコンやホームページ、AIの使い方に困ることはありませんか。静岡商工会議所 ITなんでも相談窓口は、静岡市の委託を受けて運営している事業者向けの無料相談窓口です。この記事では、窓口の専門相談員である MAKOTO 相談員 が、どのような分野のご相談に対応できるのか、実際にどのようなご相談が多いのかをご紹介します。
1. 【2027年の消費税改正に備えて】レジのIT化から、AIによる「業務まるごと効率化」へ!
こんにちは、ITなんでも相談窓口のMAKOTO相談員です。経理や顧客管理、販促など、ITに関するお困りごとと解決のヒントをご紹介する『ITなんでも相談室ブログ』。先日も、ある事業者様からこんなご相談がありました。
「2027年に消費税の一部が軽減されて、8%のものが1%になると聞きました。またレジの設定やシステムをいじらないといけないかと思うと不安で…。日々の業務だけで手一杯なのに、どう対応すればいいんでしょうか?」
※2027年4月から2年間、飲食料品の消費税率を8%から1%に引き下げる方針は、2026年8月に基本方針が閣議決定された段階です。対象品目の線引きや経過措置の詳細は、今後の法案審議で確定します(2026年9月時点)
2. 「三種の神器」だけでは終わらない、事務作業の悩み
消費税の増税やインボイス制度など、事業者の皆様はこれまでも度重なる制度変更に対応されてきましたよね。そして今回、2027年の新たな税率変更への対応が迫り、「またか…」とため息をつきたくなるお気持ち、とてもよく分かります。
私(MAKOTO相談員)は、2019年の消費税10%増税・軽減税率8%導入の際に、バックオフィスの「三種の神器」と呼ばれた「クラウド会計」「POSレジ」「キャッシュレス決済」の導入を数多く支援してきました。これらを取り入れたことで、お金の計算や管理は確かにラクになりました。
しかし、システムの設定変更や、それに伴う細々とした事務作業(書類の整理、お客様への案内文作成など)は依然として「手作業」のまま残っています。これが、制度変更のたびに重荷になっていることが多いのです。
3. 「点」のIT化から、AIを活用した「面」の効率化へ
レジや会計ソフトの対応はもちろん必須ですが、それ以外の「名もなき事務作業」を減らすことが、今後の制度変更を乗り切る鍵になります。そこで私は2023年頃から、日々の手作業を劇的に減らすための「AI利活用」の支援を強化しています。
これまでバラバラだったITツールを、AIというアシスタントが繋いでくれるイメージです。
3-1. 安価で多機能なプラットフォーム(Googleなど)を活用する
メリット: Googleは小規模事業者にとって安価で便利なサービスが豊富です。私が支援で特に好んで使っているAIの「Gemini(ジェミニ)」は、文章だけでなく画像や音声など様々なデータを一括で扱えるため、「手書きのメモを写真で撮ってデータ化する」「難しいお役所の文章を要約する」など、幅広い用途に1つで対応できます。
注意点: 色々なことができる反面、最初は「AIにどう指示を出せばいいか(プロンプトの書き方)」というコツを少し練習する必要があります。
3-2. 録音ボタンひとつで要約メールまで自動送信する仕組みをつくる
メリット: スマートフォンで録音の開始・停止ボタンを押すだけで、裏側でAIが自動で文字起こしと整理を行い、しばらくすると要約文がメールやチャットに飛んでくるような仕掛け(自動化ワークフロー)を作れます。毎回AIを起動してデータを貼り付ける手間すらなくなり、業務の「自動化」へ一歩進めることができます。
注意点: 最初だけツール同士を連携させる初期設定が必要になります。また、お客様との会話を録音する場合は事前に許可を取る配慮が必要です。
4. AI時代の強みは「あなただけの情報(一次情報)」
AIが便利になる一方で、「AIが作ったような、ありきたりな文章」になってしまうというお悩みもよく聞きます。そこで重要になるのが、インターネット上の拾い物(二次情報)ではなく、皆さん自身が日々の業務で得た「一次情報」です。
例えば、居酒屋でお客様と交わした「こういうおつまみが欲しい」「季節の旬を楽しみたい」といった何気ない会話の録音データ(一次情報)をAIに読み込ませれば、他店にはない、あなたのお店ならではの「新メニュー案」や「販促POPの文章」があっという間に出来上がります。AIという道具に、皆さんならではの「素材」を掛け合わせることで、初めて独自の強みが生まれるのです。
5. 制度変更に負けない!業務見直しの進め方
こうしたAIの活用や一次情報の大切さを踏まえた上で、度重なる制度変更にも揺るがない業務体制を作っていくためには、どこから手をつければよいのでしょうか?ぜひ次のステップで進めてみましょう。
①日々の業務の「面倒くさい」を書き出す
レジや会計の変更以外に、時間がかかっている作業(案内文の作成、取引先へのメール返信、手書き書類の打ち直しなど)をリストアップしてみましょう。
②身近な無料ツール(AIなど)を試してみる
まずは費用をかけず、スマートフォンやパソコンからGoogleの無料アカウントなどを使って、GeminiなどのAIに触れてみましょう。「この文章を分かりやすくして」と話しかけるだけでも立派な第一歩です。
③専門家と一緒に業務の棚卸しをする
どの作業をAIに任せ、どのシステムを改修すべきか、一人で悩む必要はありません。専門家と二人三脚で全体を見直すことが、確実で安心な近道です。

6. 相談員からのメッセージ
自社にどの方法が合っているのか、具体的にどう進めればよいのかは、会社ごとに異なります。まずは現状の整理からお手伝いしますので、ぜひ一度『ITなんでも相談窓口』の個別相談をご利用ください!
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【静岡商工会議所 ITなんでも相談窓口のご案内】
ITなんでも相談窓口では、分野の異なる5名の専門相談員が、静岡市内の
事業者からのご相談をお受けしています。「何から手をつければよいか
分からない」という段階からご利用いただけます。ご相談の内容にあわせて、
担当する相談員を調整します。
・対象:静岡市内の事業者
・費用:無料
・方法:事前予約制(来所・訪問・オンライン)
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